2007年10月24日水曜日

支部で聞いたちょっと良い話 「躾」

昨年から、会長の富山さんと事務局2名が分担して、全支部の総会・懇親会に出席させて戴いております。今年も幾つかの支部にお邪魔致しましたが、その際会員の方々から伺った印象に残るお話を紹介したいと思います。
今年80才になったA支部のAさんは、3日に一度プールに出かけ水泳と水中ウォーキングで健康維持に努めています。そのAさんがプールでいつも気になっていたことがあります。それは、トイレのサンダルが何時行っても脱ぎ散らかされていることでした。
注意しようかすまいか迷っていたAさんでしたが、ある日サンダルを揃えてトイレを出て行こうとした時、何人かの小学生がサンダルを散乱させたまま飛び出して行こうとしたのを呼び止め注意しました。
「ボク達ちょっと待ちなさい。このままだと後の人が履きにくいでしょ。オジサンがやっているように揃えておくと後の人は気持ちよく使えるよね。きちんと揃えてから出て行きなさい。」
子供達は、暫くAさんの顔を見上げていましたが、渋々サンダルを揃えて出て行きました。
Aさんが注意したのはこの1回だけでしたが、男子トイレのサンダルはきちんと揃うようになったそうです。
その後にAさんが気になったのは女子トイレのことでした。まさか見に行くわけにもいきませんが、ある日お掃除担当の女性から、「Aさん、お蔭様で女子トイレのサンダルも揃えられるようになりましたよ」と告げられました。Aさんはとても気分良くなり、「勇気を出して注意して良かったな。日本の子供達もまだまだ大丈夫」と感じたそうです。
最近の子供達に対する「躾」については、親だ学校の先生だと責任の擦り合いがあるようですが、他人を含め大人社会全体で改善していく問題だなとAさんのお話を聞いて感じました。
社友会会員の中にも多くの方々が、スポーツや地域社会活動等を通じ子供達の教育に携わっておられます。皆さん当事者意識を持って教育に取り組んでおられることはとても素晴らしいことだと思います。
出席されていたA支部の会員の皆さん同様、私もAさんのお話を聞いて久々に清々しい気分になりました。

4 件のコメント:

kata3325 さんのコメント...

支部で聞いたちょっとした躾
良い話ありがとうございました。

私の住む小さな町で「まちづくり」の一人
として参加しています。

「まちづくりは子供のための未来づくり」と
提案しました。具体的には住んでいる人にアッピールするため、「どんな町に住みたいですか」の絵を子供から募集して、昨年やっと
出来上がった町の図書館に張り出してもらうことで動き始めています。
町の行政の方の考え方にはその違いに驚く
ことばかりがつずいています。 ではまた!

事務局 さんのコメント...

kata3325さん

事務局への激励のお言葉並びに「まちづくり」活動のご紹介ありがとうございました。
未来の「まちづくり」のアイデアを子供さん達に絵で描いて貰うという発想は素晴らしいですね。
行政の方々へも皆さんの声が届き、より楽しい、より住みやすい「まちづくり」が実現されますようお祈り致します。

kata3325 さんのコメント...

お詫び
ブログは匿名でも良いのかなと思い込み失礼
しました。
kata3325=関東支部 西川宣夫です。

好きなGIS(地図情報)と自転車でいろいろ楽しんでいます。
まちづくりには「好きなこと」で長続きして
行きたいと願っています。
               ではまた

事務局 さんのコメント...

関東支部 西川さん

お名前を出して戴きありがとうございます。
社友会ホームページにリンクされている西川さんのホームページ「西さがみ大好き」は私も楽しく読ませて戴いております。